カウンセリングがオンラインで手軽に受けられる時代になり、サービスの種類がみるみる増えています。
今回は、オンラインカウンセリングサービスの評判を分析しながら、おすすめの利用法についてまとめます!
評判から見るオンラインカウンセリングのメリット・デメリット
オンラインカウンセリングを提供するサービスの公式サイトには、利用者による評判や口コミが多く掲載されています。
実際の評判を一部抜粋しながら、良い点・悪い点についてまとめてみました。
メリット①:カウンセリングの手軽さ
オンラインカウンセリングの最大の特徴は、予約が気軽に取れる、即カウンセリングが受けられる、という手軽さではないでしょうか。
「今誰かに相談したい」という時に即スマホから予約をとり、当日相談できるというスピード感は魅力です。
・『悩みに悩んでいた時に、その日に予約をして当日にカウセリングができたのはすごく助かりました。』
うららか相談室公式HPより抜粋
・『マインドバディを活用することで、日々のストレスに対してほぼリアルタイムに解決策を講じることができたのが良かったです。』
マインドバディ公式HPより抜粋
メリット②:場所の自由さ
実際に相談ルームなどに行かなくてもカウンセリングを受けられる自由さも魅力です。
対面式であればカウンセラーが待つ場所に行かなくてはいけません。
でも、オンラインは遠出せずに自分の家から受けられますし、仕事の合間に静かな場所を探して受けたりもできますね。
NAGOM公式HPより抜粋・『マインドバディは自宅から気軽に受けることができました。』
マインドバディ公式HPより抜粋
メリット③価格がお手頃
カウンセリングは値段が高いというイメージが一般的。
事実、対面式のカウンセリングは高額なことも多く敷居を高く感じる人も多かったのではないでしょうか。
オンラインカウンセリングは場所代など様々なコストを下げられることから、比較的値段をお手ごろに設定しているサービスが多いようですよ。
マインドバディ公式HPより抜粋
オンラインカウンセリングのデメリット
デメリットについても評判をリサーチしてみました。
・途中でビデオが切れてしまって何度もつなぎ直した
・音声が途切れ途切れでカウンセラーの声を聞き取りにくかった
ネットワークやツールの問題で回線が途切れるリスクはオンラインカウンセリングの弱点かもしれません。
ネット回線のトラブルが起こらないよう事前に利用者側に丁寧な案内があると安心ですね。
オンラインカウンセリングのツール4種類
オンラインカウンセリングは、ウェブ上で使うツールによって少しずつ特長が異なります。
②通話相談
③メール相談
④チャット相談
種類①:ビデオ面談
オンライン上でお互いに顔を画面に映しながらカウンセリングを受けられます。
カウンセラーの顔をきちんと見たい方はビデオ面談がおすすめ。
ただ、もし匿名性をオンラインカウンセリングに求める場合は不向きかもしれません。
種類②:通話相談
相談者もカウンセラーも通話機能を使って会話でやり取りをします。
特長は、顔が写らないので服装やメイクなど気にせず好きな場所から相談できること。
匿名性は守りつつもお互いの声を通してリアルに会話ができるので、話した満足感や温かみを感じる距離感が得られます。
種類③:メール相談
eメール機能等を使って文章で相談を行います。
自分が伝えたいことをじっくり考えて文字にできる、またカウンセラーからも問題解決に向けて充分なメッセージを受け取ることができます。
声に出して話すのは苦手とか、時間をかけてじっくり問題と向き合い解決したい方は、メール相談はおすすめですね。
種類④:チャット相談
即時に短文をやり取りするチャット機能を使って相談をします。
メールより短めの文章で会話に近い形でやり取りができるのが特長。
メールと同様、会話となると緊張して声が出ない、頭が真っ白になってうまく話せないという方には向いていますよ。
評判と併せて知りたいオンラインカウンセリングを受ける5つの相談先
オンラインカウンセリングを受けてみたいなと思った時に、どんな機関やサービスを使えばいいのか、6つの相談先を紹介していきますよ。
②対面も行っている相談機関
③オンライン専門の相談機関
④国や自治体
⑤カウンセラーが所属する団体や組織
相談先①:医療機関
心療内科・精神科などのメンタルヘルスを専門とした医療機関が提供するオンラインサービス。
通常、医療機関に併設されているカウンセリングは対面がほとんど。
ですが、近年はまれにオンラインでもカウンセリングを受けられるよう整備している機関もちらほらみかけます。
例)オンライン・カウンセリング | NCNP病院 国立精神・神経医療研究センター
相談先②:対面も行っている相談機関
カウンセリングを受けられる相談機関が提供するオンラインサービス。
対面とオンラインの好きな方が選べたり、併用できたりする機関もあります。
基本はオンラインカウンセリングが良いけれど、一度はカウンセラーにリアルで会いたい、という気持ちがある方にはおすすめ。
あまり遠方だと対面は難しいので、できれば自宅からのアクセスがある程度良い場所の相談機関が見つかると良いですね。
相談先③:オンライン専門の相談機関
対面では一切行っておらずオンラインカウンセリングのみ専門で行っている相談機関。
オンラインに特化している分、予約システムやカウンセリングで使用するツールなどの使い勝手が良い機関が多いようです。
カウンセラーを自分で選ぶか担当者が決めるのかは機関によってさまざまなので、確認してみると良いでしょう。
相談先④:国や自治体
国や自治体が提供するオンラインカウンセリングのサービス。
無料で利用できるサービスも多いため、一度お住いの都道府県で調べてみるのも良いですね。
ただ、カウンセリングというよりはこの先どこに相談したら良いかの一次受けのような役割が多いようなので、確認してみましょう。
例)相談ほっとLINE@東京
相談先⑤:カウンセラーが所属する団体や組織
臨床心理士や公認心理師などの職能団体が運営する相談サービス。
無料・有料に分かれますのでよく調べる必要があります。
また、カウンセラーは団体からの紹介で自分で選べる仕組みではないのが一般的です。
例)一般社団法人日本臨床心理士協会 電話相談
評判から考えるオンラインカウンセリングを選ぶ際の注意点3つ
オンラインカウンセリングを実際に選ぶ時の注意点についてまとめました。
②資格をもった信頼できるカウンセラーがいるか
③口コミや評判が見られるようになっているか
注意点①:カウンセリングを受ける目的や求める効果にずれがないか
カウンセリングに何を求めているのか、サービスを受ける目的を自分の中で明確にしておくことが大切です。
手軽さだけで判断せず、カウンセリングを受けてどうなりたいかを考え、目的に合ったサービスなのか見極めましょう。
注意点②:資格をもった信頼できるカウンセラーがいるか
在籍しているカウンセラーも選ぶ際の大事なポイントです。
臨床心理士、公認心理師といった医療現場でも働ける心理の資格をもつカウンセラーに相談できると安心ですね。
注意点③:口コミや評判が見られるようになっているか
利用した人たちの口コミが情報として開示されていると、利用後のイメージがもてるので安心です。
逆に、利用者の声がまったく分からない、評判が見えない相談機関を頼るのは勇気がいるでしょう。
気になるサービスは、口コミ・感想がホームページ等に掲載されているかチェックしてみてください。
評判から分析する目的に合ったオンラインカウンセリングの受け方3選
オンラインカウンセリングサービスを受ける目的に応じどのようなサービスが適切か、具体的に解説していきます。
②軽度な症状のケアや自己成長
③家族のための相談
目的①:精神疾患や具体的症状の治療
既に精神疾患の治療中の方や明らかに症状が強く出ている方が、治療の一環でカウンセリングを求めるケース。
まずは症状のケア・治療が最優先のため、医療機関が提供するオンラインカウンセリングサービスが最も適しています。
目的②:軽度な症状のケアや自己成長
症状は軽度で主治医がカウンセリングを許可しているケース。
または、迷いや不安を解消して自己成長するためにカウンセリングを受けたいケース。
自分の予算や利用したい頻度に合わせて自由に選べます。
おすすめはアプリでカウンセリングも受けられる他、各種コンテンツ・プログラムが一括管理されたオンラインカウンセリングサービスです。
例)「マインドバディ」オンラインカウンセリングとアプリがセットになった認知行動療法のサブスク
目的③:家族のための相談
DVや不登校など家族問題で困っていて相談したいというケース。
福祉との連携が発生することが多いので、自治体が提供するオンラインカウンセリングを第一優先に探してみるのもありですよ。
評判をチェックして自分に合ったオンラインカウンセリングを見つけよう
オンラインカウンセリングの世間への浸透は、今まで敷居が高いと感じていたカウンセリングをより身近な存在へと近づけてくれました。
しかし、今は誰でも気軽にサービスを活用できる時代。
特にマインドバディのようなカウンセリングや認知行動療法を受けられるアプリは、ダウンロードサイトで評判が分かる上、人気であることも分かります。
自分がカウンセリングに何を求めているのか考えを整理したうえで、目的に合った使いやすいオンラインカウンセリングを探してみてくださいね。